じぶんごとプラネット

気候変動を
じぶんごとにする

脱炭素で持続可能な未来のために、ひとりひとりが今の生活スタイルの気候変動への影響を知り、小さなことから一つずつアクションを起こす。こうして「じぶんごと」の輪が広がっていきます。

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知るセクション

1.知る

まずはあなたの現状を知ることからはじめ、ひとりひとりの具体的な気候変動対策を

日本でも大型台風、集中豪雨、35℃以上の猛暑日などの異常気象が起きています。こうした気候変動による自然災害の増加、食料生産や経済システムへの悪影響を食い止めるには、産業革命後の気温上昇を1.5〜2℃以内に抑えることが必要です1
この気候目標を達成するためには、2030年までに1人1年あたりのカーボンフットプリント量(ひとりの暮らしで発生する炭素の排出量)を 約3トンCO₂e(二酸化炭素に換算した温室効果ガスの排出量)に減らす必要があります。 現在、日本人1人あたりの平均は約7トンCO₂eです2

あなたのカーボンフットプリント量を知る

2.見直す

あなたの暮らしに地球が何個必要か知っていますか?
地球に負担をかけない、丁寧な暮らし方への見直しが、いま求められています

エコロジカルフットプリント(人類が地球に与えている負荷の大きさを測る指標)によると、 もし、世界中の人が日本と同じ暮らしをすると、地球が 約2.8個分必要になると言われています3。 これは、私たちが地球が生み出す自然の資源を必要以上に採取し、自然に吸収される量より多くのCO2を排出していることを意味します。
住居、移動、食生活、衣類など、私たちの暮らしを支えるあらゆるモノやサービスは、これらを作り、運び、使い、捨てるまでの間に温室効果ガスを排出し、 その量はカーボンフットプリント全体の約6割を占めています2

見直すセクション
変えるセクション

3.変える

あなたにあった行動の選択肢の中から、脱炭素社会に向けてできることからはじめましょう

気候変動への影響を小さくするために、私たちにできることはたくさんあります。 毎日の生活で、モノを買う、使う、捨てる、食事する、移動する、電気を使う。ライフステージの節目で、 住んでいる街のこと、家のこと、車のことを考える。こうした場面のそれぞれで、あなたにしかできない脱炭素アクションの選択肢があります。 いま、多くの人が気候変動を「じぶんごと」にし、脱炭素をキーワードにした企業や自治体の取り組みが加速し、その輪が広がっています。私たちの生活スタイルを見直し、一つでも多くの脱炭素アクションを起こすことが、気候変動を止めることにつながります。

  1. 気候変動に関する政府間パネル(IPCC) (2022) 第6次評価報告書
  2. 国立環境研究所 (2021)「国内52都市における脱炭素型ライフスタイルの選択肢:カーボンフットプリントと削減効果データブック」 ※カーボンフットプリントの対象は二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、フッ素化ガスを含む温室効果ガス(単位はCO2換算kg)
  3. WWF & Global Footprint Network (2019)「環境と向き合うまちづくり